電子書籍・商業連載

あらすじ

河原先生が好き。この気持ちは、抑えきれない——。

　卒業まで、胸の奥にしまっておくはずだった。
　けれど、ふと口から零れた言葉が、静かだった日常をすこしずつ揺らしていく。
「河原先生、好きです」

　担任教師の河原啓治に想いを寄せる、高校２年生の平澤菜都。
　歳の差は、２４歳。
　相手にされるはずもないと分かっていた。それでも——菜都は諦めなかった。

　届かぬ想いを抱いたまま、ただ、好きでいる。
　それだけのことで、世界はすこしだけ苦しくなっていく。

　ボランティア部の顧問・柚木雅人、傍にいる幼馴染・三崎圭司。
　揺れる視線、隠しきれない感情。交ざり合う気持ち。
　恋と現実のあいだで、菜都はまっすぐに河原先生を想い続ける。

　——これは、越えてはいけない線の際で、どうしても恋心を諦められなかった、ひとりの少女の成長物語。

　著：海月いおり

　表紙：花色様

　約96,000文字

　販売価格：1,200円（税込）

あらすじ

大好きなプログラミングに、殺されかけていた——。

　昔からプログラミングが大好きだった黒磯由香里は、念願のプログラマーになった。 しかし現実は厳しく、続く時間外勤務に翻弄される。

　ある日、チームメンバーのひとりが鬱により退職したことによって、抱える仕事量が増えた。それが原因で今度は由香里の精神がどんどん壊れていく。

　 総務から産業医との面接を指示され始まる、冷酷な精神科医、日比野玲司との関わり。 日比野と関わることで、由香里は徐々に自分を取り戻していくお話。

　著：海月いおり

　表紙：GNデザイナー様