このたび、エブリスタの三行から参加できる超・妄想コンテスト「旅/冒険」にて、拙作【レーズンパンが焼けたら】で、佳作を受賞しました。
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【小説投稿コンテスト】三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第250回「旅/冒険」
「超・妄想コンテスト」から生まれた短編集「5分シリーズ」に収録されるチャンス!
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公募に挑戦し始めて、数年。
最終選考止まりだった海月にとって、初めての受賞となります。
嬉しすぎて大変舞い上がっておりました。
今後も公募で結果を残せるよう、日々尽力してまいります。
いらっしゃるかはわかりませんが、応援いただけますと幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
レーズンパンが焼けたら

あらすじ
死亡率94%の『棺桶ギルド』。そこで、生き残る術とは——。
死亡率94%。
生きて帰ることが奇跡とされるギルドで、ひとりの青年はパンを焼いていた。
焼き立てのレーズンパンの匂いが漂う朝、自力で帰ってこれなかった誰かの棺が運ばれてくる。
笑っていた人、強がっていた人。
日常の中に沈殿する喪失と、それでも続いていく生活。
誰のために焼かれるのかもわからないまま、今日もパンは焼きあがる。
——それは、〝帰ってくる誰か〟のためかもしれないし、もう二度と帰らない〝あの人〟のためかもしれない。
静かに心を揺さぶる、冒険と日常の物語。
完結日:2025年7月15日
著:海月いおり
5,815文字(エブリスタ上)
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レーズンパンが焼けたら
死亡率94%の『棺桶ギルド』。そこで、生き残る術とは——。
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作品について
異世界ファンタジー×ヒューマンドラマの短編小説です。
海月は登場人物の感情にフォーカスを充てた、重苦しいお話が大好きで書いてみました。
異世界ファンタジーとはいえ、ラノベのような明るく楽しい感じは違う。
そこを主軸に考えていました。
ネタ出しするときに出てきた『死亡率94%』という言葉をキーワードに、どんどんお話を広げていきました。
そんなギルドで死なないためには?
どうすれば生き残れる?
残りの6%はどんな人?
その結果、このお話になりました。
でもまさか、初めての賞が異世界ものとは思っていませんでした。
メインジャンルは現実世界の青春・恋愛・ヒューマンドラマなゆえに。
とはいえ、異世界ものも大好きなので。大好きだから書いたこの作品なので。とにかく素直に嬉しいです。
短いお話なので、ぜひお読みいただけると嬉しいです。
日々前進。これからも頑張ります!!